インドの格付け会社ICRAが実施した調査によると、インドの再生可能エネルギー容量は、太陽光発電セルとモジュールの価格下落などのさまざまな理由により、2025年3月までに170GWに増加するとのこと。
2023 年 10 月の時点で、インドの再生可能エネルギーの設置容量は 132GW でした。これは、わずか 17 か月で 38GW 増加することを意味します。
ICRAは、今年度の入札活動が大幅に改善され、これまでに16GWを超えるプロジェクトが入札されたため、再生可能エネルギーの追加は2025年3月以降も継続する可能性が高いと付け加えた。さらに 17GW の入札は、中央ノード機関が開始した入札から行われる予定です。これは、2023 年 3 月にインド政府が発表した年間 50GW の入札計画と一致しています。
ICRAの副社長兼企業格付け部門責任者のヴィクラムV氏は、2024年3月までのモデルおよび製造業者承認リスト（ALMM）の命令の停止とスケジュールの延長により、太陽光発電セルとモジュールの価格が急落していると述べた。太陽光発電およびハイブリッドプロジェクトの承認により、再生可能エネルギーの追加容量は2023年度の15GWから2024年度には20GWへと改善される見込みです。
「これは、成長するプロジェクトパイプラインと合わせて、主に太陽光発電セグメントによって推進され、2025年度には25GWに加えて容量のスケールアップをサポートする可能性が高いです。」と彼は付け加えた。
PV Tech は、インド政府によると、今年6月30日の時点でインドの太陽光発電設備容量が 70GWを超えたと報告した 。しかし、インドは2023年の第2四半期だけで 1.7GWの太陽光発電容量 を追加し、前年比58%減少しました。
同氏は、過去12か月にわたる太陽光発電セルとモジュールの価格の急激な下落が「今後の太陽光発電プロジェクトの債務補償指標の健全な改善」につながったと付け加えた。たとえば、kWh あたり入札料金が 2.5 インドルピー (0.03 米ドル) で、輸入された太陽電池を使用して国内の相手先ブランド製造業者 (OEM) からモジュールを調達している太陽光発電プロジェクトの場合、平均債務返済カバー率 (DSCR) は向上しました。 35ベーシスポイント以上の差があります。
「これは短期的にはプラスですが、インドで完全に統合されたモジュール製造ユニットが開発されるまで、開発者は輸入太陽光発電セルとウェーハの価格変動にさらされることになるでしょう」と彼はコメントした。
この調査では、土地取得や送電接続など、実行面でのいくつかの課題も浮き彫りになった。
さらに、今後 6 年間の再生可能エネルギーの容量増加により、インド全土の発電量に占める再生可能エネルギーと大規模水力発電の割合は 2023 年度の 23% から 2030 年度には約 40% に増加すると推定されています。
(上記の内容は pv-tech から転載しています。作成者: Simon Yuen ）
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